一念凡生 · 上下通円 · 82 / 102
蕃女怨・国に殉じた者たち

空を仰いでも望みはなく、駱駝と馬が倒れ、烈日が焼きつける。胡琴を打つ。人はまだ老いず、禿鷲は悲しく叫ぶ。血に染まった砂が翻り、涙が香る襟を濡らす。故郷の言葉で叫ぶ。
語釈——
赤沙:血に赤く染まった砂の海。
蘭襟:芳しい衣の襟。
*本作品は光之十一のオリジナルです。転載の際は原作者名を明記してください。権利侵害が判明した場合は、法的責任を追及します。挿絵はインターネットより引用したもので、著作権は原画作者の欢欢笑眯眯に帰属します。