一念凡生 · 我本頑痴 · 13 / 102
花非花・断言・言葉を忌む

断言
雲のなかの雲、鏡のなかの鏡。旧い恨みは消え、新しい歓びが醒める。消えるのは流れる水のごとく、散る花を葬って随い、醒めるのは春の泥のごとく、まさに供えて奉る。
また 言葉を忌む
彼は彼にあらず、我は我にあらず。残るのは涙の痕、余るのは心の惑い。痕は冬の雨のごとく砂丘を怨み、惑いは山の桃のごとく、ただ静かに黙するほかない。
*本作は創作です。転載の際は原作者・光之十一を明記してください。権利侵害があった場合、発見しだい必ず法的責任を追及します。なお、挿絵はインターネットより引用したもので、原画師・唐卡に帰属します。