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一念凡生 · 上下通円 · 75 / 102

看花回・夢の中の夢

看花回・夢の中の夢 · 挿絵

木の下の白蟻が歳月の光を集め、花の涙はうろたえる。この身は自由に遊ぶ客のはずが、言葉を止め、千年の霜に沈む。渡り鳥に従って雲の高みへ、半杯の荒廃と滅び。

眉と目は溢れる笑みを受けとめ、色鮮やかな絵を大切にしまう。夢は虚ろな世を追い、塵世の心は断たれる。二、三銭で、胸の内を見抜く。今日に託して酒を温めれば、梅の実が清らかに香る。

語釈——

蚍蜉[pí fú]:白蟻の別名。
千霜:千年に同じ。歳月の遥かなことを表す。
罨[yǎn]画:色彩の鮮やかな絵。

*本作品は光之十一のオリジナルです。転載の際は原作者名を明記してください。権利侵害が判明した場合は、法的責任を追及します。挿絵はインターネットより引用したもので、著作権は原画作者の何何舞に帰属します。