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一念凡生 · 表紙

詞牌による詞集

一念凡生

光之十一

ひとつの笑みに浮世の縁、ひとつの思いに静けさを。

『一念凡生』は、現代中国語の新韻十三轍に従い、古来の詞牌で詠んだ私自身の詞を集めたものです。旅路の心の軌跡を託し、その時々の思いを記す。どれも歩んできた道であり、実際に感じたことです。

流れる歳月を筆に、知られているすべての詞牌を詠み、四季のさまざまな味わい、山海の明滅、心にあるものとないものを詞に託していきたい。言葉の片隅に、あなた自身の人生の一端が映り、騒がしさの中にも静かな場所が残りますように。

目次

102 篇

我本頑痴

  1. 江城子・夢のうわごと
  2. 水調歌頭・月の初め
  3. 一剪梅・消息を尋ねて
  4. 南楼令・来生に結び直すを待つ
  5. 西江月・疎影
  6. 少年遊・風は残雲を巻く
  7. 風斉着力・水榭に鋒を蔵す
  8. 満江紅・胡ぞ帰らざる
  9. 喜長新・相思に病む
  10. 望遠行・半ばの翅で飛ぶ
  11. 柳梢青・天真
  12. 欸乃曲・酉の刻
  13. 花非花・断言・言葉を忌む
  14. 搗練子・待つ
  15. 極相思・霊姻
  16. 酷相思・恋人の涙
  17. 長相思・隔世の情縁
  18. 霜天暁角・冬至
  19. 落梅風・酒を買いて知己に逢う
  20. 朝天子・状元紅
  21. 越江吟・八年
  22. 明月逐人来・謫仙
  23. 陽関引・千軍万馬
  24. 夜遊宮・径を尋ぬ
  25. 定風波・宰相に封ぜらる(于謙を記す)
  26. 小鎮西犯・舞う雪
  27. 南郷子・春の日
  28. 波羅門引・流れる雲
  29. 燭影揺紅・新婦
  30. 憶漢月・真に還る
  31. 菩薩蛮・禅を観る
  32. 望仙門・世の初め
  33. 天門謡・道を問う
  34. 華清引・深き盟い
  35. 凄涼犯・雪に哭く
  36. 巫山一段雲・晴れわたる
  37. 思帝郷・恩を知る
  38. 定西番・塵に封じて
  39. 惜分飛・雪を前に
  40. 憐薄命・劫を渡る
  41. 別怨・ひそやかに
  42. 千秋歳・つかの間
  43. 掃地舞・九々、一に帰す
  44. 沙塞子・重なり合う
  45. 誤桃源・前世の人が後の世を訪ねて
  46. 水調歌・源へ遡る
  47. 清商怨・斧の柄が朽ちるまで
  48. 小秦王・陣を破る
  49. 白雪・塵世を忘れる
  50. 六州歌頭・天の外の天
  51. 探春慢・サクサウール
  52. 双瑞蓮・半ば知る
  53. 傾杯令・趣を得る
  54. 城頭月・すべもなく
  55. 驀山渓・放浪
  56. 郭郎児近拍・ひとりで碁を打つ
  57. 夜合花・言葉もなく
  58. 卜算子・帰還
  59. 風入松・夜半の笙歌
  60. 酔公子・塵の中の客
  61. 小重山・初夏
  62. 謫仙怨・天命
  63. 柘枝引・遥か
  64. 露華・人の思い
  65. 破字令・余白
  66. 恋情深・解き放つ——『如懿伝』最終回に寄せて
  67. 晴色入青山・先は長い
  68. 楼上曲・夜になろうとする
  69. 閑中好・ひとまずゆっくり
  70. 秋霽・託すまい、後の約束を違えて

上下通円

  1. 法曲献仙音・空を見る
  2. 青玉案・新生
  3. 一点春・好み
  4. 章台柳・別れて、もう会わず
  5. 看花回・夢の中の夢
  6. 瑞鷓鴣・対の玉
  7. 師師令・歓びを求めて
  8. 安陽好・太平の人——新型コロナウイルスに思う
  9. 傾杯楽・天地は無限
  10. 字字双・苦境をほどく
  11. 訴衷情・歓びの逢瀬
  12. 蕃女怨・国に殉じた者たち
  13. 清平楽・太平の盛世
  14. 臨江仙・霊妙に躍る
  15. 並蒂芙蓉・半生遅れて
  16. 後庭花・通り過ぎる
  17. 一七令・この生に出会う
  18. 入塞・この身は旅人
  19. 六幺令・二つの界
  20. 江月晃重山・紫薇
  21. 一斛珠・多すぎる
  22. 羅嗊曲・それから
  23. 攤破浣渓沙・行き、留まる
  24. 金錯刀・展望
  25. 鷓鴣天・太初
  26. 梁州令・聞くところでは
  27. 花前飲・思いを植える
  28. 更漏子・局を握る
  29. 回波楽・古い約束
  30. 洞天春・蝶の使い
  31. 玉楼春・喧騒と静寂
  32. 秋夜月・明けそうで明けぬ