一念凡生 · 我本頑痴 · 11 / 102
柳梢青・天真

笛の音は千の山に落ち、夢は故郷の土に還り、天の外で灯は消えかかる。空しく風光を引き寄せ、柳の枝の青い蔓が、悲しみと歓びを絡めとる。
詩魂は流れる嵐気を追って没し、見守るうちに、飛ぶ瓊はことごとく移り去る。交替する輪廻、刀の鋒は昔のままで、けれどもう平凡になった。
語釈——
扚[てき]:引く、引っぱる。
*本作は創作です。転載の際は原作者・光之十一を明記してください。権利侵害があった場合、発見しだい必ず法的責任を追及します。なお、挿絵はインターネットより引用したもので、原作のゲーム『天涯明月刀OL』に帰属します。