一念凡生 · 我本頑痴 · 47 / 102
清商怨・斧の柄が朽ちるまで

風がやみ、急な波が首を交わすように寄り合う。関山と河は、急かすように別れを送る。南へ北へ、それぞれの前途。夜更け、ひとりの枕に目覚める。
それでも、どうかどうか息災でと言う。疎まれるほどに、この情は激しく湧く。今度の旅は帰る期日もない。余計な慰めを重ねる日々にも疲れた。
*本作品は光之十一のオリジナルです。転載の際は原作者名を明記してください。権利侵害が判明した場合は、法的責任を追及します。挿絵はインターネットより引用したもので、著作権は原画作者の伊吹五月に帰属します。