一念凡生 · 我本頑痴 · 63 / 102
柘枝引・遥か

二百を行軍すれば烈風。そこで陣を敷く。刃を鞘に収めても、思いの緒は見つからない。細く続く篳篥の音が、胸の内を語る。
語釈——
柘[zhè]:落葉低木または小高木。樹皮は灰褐色で長い棘があり、葉は卵形、花序は頭状、実は球形。葉は蚕の餌となり、根の皮は薬用になる。
觱栗[bì lì]:北方の遊牧民族が吹く管楽器。ラッパに似た形をし、もの悲しい音を出す。
*本作品は光之十一のオリジナルです。転載の際は原作者名を明記してください。権利侵害が判明した場合は、法的責任を追及します。挿絵はインターネットより引用したもので、著作権は原画作者の伊吹五月に帰属します。