一念凡生 · 上下通円 · 76 / 102
瑞鷓鴣・対の玉

道を塞いで物語る、へつらい笑う仏。海と空の混沌が修羅を鍛える。幾万にも重なる剣の谷が雷電へ走り、泉の火は幽暗に、白雁はすばやい。
千年の大夢は重荷に耐え、地いっぱいに残る花を、むなしい歳月に任せる。往生の古い記憶は、窓を開ければ清まる。割れた鏡はもとに戻しがたく、やるせなさは多い。
*本作品は光之十一のオリジナルです。転載の際は原作者名を明記してください。権利侵害が判明した場合は、法的責任を追及します。挿絵はインターネットより引用したもので、著作権は原画作者の林小七に帰属します。